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知っておきたい錦鯉の病気

ウオジラミ症
イカリムシ症

白点病

エピスティリス寄生症
(ツリガネムシ症)

水カビ病
(水生菌症)
カラムナリス症
(口・尾・ひれ腐れ病)

カラムナリス症
(鰓腐れ病)

ダクチロギルス症
ギロダクチルス症
(吸虫症)
穴あき病 まつかさ病 コスチア症
(細菌性白雲症)
トリコディーナ症 ネムリ病 浮腫症・ローソク病 乳頭種症
(うどんこ病)
緋喰い症
水あたり
(PHショック)


ウオジラミ症 イカリムシ症
症 状 飛び跳ねたり、体を池の壁や底に擦り付けたりする。
過敏(神経質に)に泳ぐ。1か所に集まってじっとしている。
※鯉を注意深く観察すると、体表に小さな丸い寄生虫や、鱗と鱗の間に糸屑のような長細い寄生虫が発見できます。
画像-ウオジラミ
ウオジラミ


イカリムシ
対 策


マゾテン(液20%2.5cc/t・粉末0.5g/t
を池に散布して3〜5日間薬浴
リフィッシュ粉末3〜3.5g/tを池に散布して3〜5日間薬浴
デミリンを1〜2g/トンを池に散布1週間〜10日間薬浴

デミリンは卵、幼虫、成虫すべてに効果があり、この時マゾテンリフィッシュと併用しても問題ありません。
一度の散布で効果的です。

マゾテンリフィッシュは幼虫のみを駆除し、卵と成虫には効果が無く、10日間隔で3回の反復散布を行ってください。


水槽
トロピカルN
トロピカルゴールド
※イカリムシ・ウオジラミに噛まれた傷口から二次感染を防ぐためエルバージュグリーンFゴールドを追加して薬浴するとなおよい。
備 考 体やヒレに奇生して、毒液を注入しながら吸血します。
患部は毒液により充血や出血を伴い、穴あき病や水カビ病をを引き起こす事もあります。
大量に奇生されると神経質になってエサを食べなくなり、衰弱し、痩せていきます。
奇生体は目でハッキリ見えるので発見しやすいので、できるだけ専用のピンセットで除去します
時 期

白点病
症 状 体表に、白い粉の固まりのような物が、点々とみられる。
池の壁や底に、体を擦り付けたりする。

対 策
メチレンブルー
5kg/tで1週間薬浴

マラカイトグリーン5kg/tで1週間薬浴

水槽・小さな池
アグテン5g/L
メチレンブルー水溶液5g/L
トロピカルゴールド5g/L

※0.5%の塩水浴を併用すると効果的です。

※白点虫の耐性温度は6〜25℃(至適温度15〜18℃)なのでヒーター・ボイラー等加温設備で水温を28〜30℃まで上げますと早期治癒に繋がります。)


備 考 体表や鰭、鰓などに1mmほどの白点が表れ、初期では数少ない白点が、数日放置すると、あっという間に全身にひろがり無数の白点で体が覆い尽くされます。
猛烈な勢いで増殖・寄生していく非常に厄介な病気です。
白点虫(繊毛虫:イクチオフチリウス)の刺激により、粘液の過剰分泌がおこりエラの呼吸を阻害されます。
感染された魚は痛みのために、池の壁や底、その他突起物に盛んに体をこすりつけるようになります。
時 期 水温が不安定の梅雨時期並びに秋口から冬に多発する。
また水換え後の急激な水質の変化や新たな魚の導入時に発生しやすく、様々な理由によりストレスを受けた魚に寄生します。

エピスティリス寄生症
(ツリガネムシ症)
症 状
初期、ウロコの先に米粒大の白い点がみられる。
病気が進行するに従い組織が侵され患部周囲充血、鱗の脱落もあり米粒のような白斑が生じる。
重症魚では、患部は赤味を帯びて、鱗が脱落し筋肉が露出し、二次感染すれば穴あき病の様な症状になる。
また、鰭にもよく着生します。
※鱗表面に着生するので鱗の間から出ている場合は別の病気の可能性がある。


そのままにしておくとウロコも変形したままになりますので、炎症を起こしているウロコを専用のピンセットで除去することにより治りが早くなり、綺麗にウロコが再生してきます。


対 策

メチレンブルー5kg/t+(マゾテンリフィッシュ)の3種類を池に散布して3〜5日間薬浴
マラカイトグリーン5kg/t+(マゾテン・リフィッシュ)の3種類を池に散布して3〜5日間薬浴


水槽・小さな池
アグテン5g/L(+マゾテンリフィッシュトロピカルN
メチレンブルー水溶液5g/L(+マゾテンリフィッシュトロピカルN
グリーンF5g/L(+マゾテンリフィッシュトロピカルN
ニューグリーンF5g/L(+マゾテンリフィッシュトロピカルN
トロピカルゴールド5g/L

マゾテンリフィッシュトロピカルNのいづれかを併用すると効果的です。
※ツリガネ虫のサイクルにより10日おきに3回繰り返します。
※塩とホルマリンを混ぜると毒素が発生しますので、
飼育水に塩が入っている場合は絶対にホルマリンを使用しない。

備 考 水温12℃以上で発生します。
ツリガネ虫(繊毛虫:エピスティリス)が魚体のウロコに着生し、そこが増殖の場となって鱗を食い荒らす病気です。
魚体から栄養を吸収(寄生)する事はなく、着生の場として使用しており、先端の繊毛で水中のバクテリア類を捕食して生活しているので、白い粘質の点は、ツリガネムシがたくさん集まって着生しているものです。

着生された個所は充血を伴い、剥げた鱗から別の感染症を引き起こす場合があります。そのままにしておくとウロコも変形したままになりますので、炎症を起こしているウロコを専用のピンセットで除去することにより、治りが早くなり、綺麗にウロコが再生してきます。
時 期 春〜秋(入梅季に多く見られる) 水源が地下水の池に多い

水カビ病 (水生菌症)
症 状

体表に綿状のカビが着生

(カビ菌糸の確認)

対 策


メチレンブルー
5kg/tで3〜5日間薬浴

マラカイトグリーン5kg/tで3〜5日間薬浴

※治療の際、ヒーター・ボイラー等加温設備で水温を28〜30℃まで上げますと早期治療に繋がります。

水槽・小さな池
ニューグリーンF5g/L
アグテン5g/L
メチレンブルー水溶液5g/L
グリーンF5g/L
トロピカルゴールド5g/L
※治療の際、水温を28〜30℃まで上げますと早期治療に繋がります。
※0.5%の塩水浴(5g/L)を併用すると効果的です。


備 考 冬の期をピークに発生し、水カビ菌(糸状菌:サプロレグニア)によって引き起こり魚の体に綿のようなものが付着する病気です。
綿状にみえる部分は菌糸体とよばれます。この菌糸が魚の表皮細胞に菌糸を伸長させ、養分を吸収し細胞を破壊します。
結果、魚は養分を吸い取られるために浸透圧調整を破壊され、次第に衰弱、斃死します。
尾ぐされ病やエロモナス感染症などが発生し、その患部に水カビが発生するという二次的な疾病として起こりやすいです。
様々な理由により傷ついた魚に水質悪化が重なり、感染する事もあるので、水質悪化を防ぎ、魚に傷を負わせないことが一番。
通常飼育水のなかにはミズカビの種というべき遊走子が常に存在していますが、健康な魚はヌルヌルした粘膜で覆われているため遭遇しても簡単に水カビ病になることはありませんが、輸送中に生じたスレ傷や細菌感染・外部寄生虫により生じた外傷に遊走子が接触すると発病することがあります。
このようにミズカビ病は二次的な病気として発生することがあります。
時 期 秋〜冬期

カラムナリス症

(口・尾・ひれ腐れ病)

症 状 各鰭の先が白くなり切れてボロボロになる。(ひれ腐れ・尾腐れ)
口先が白くただれる。(口腐れ)
口・鰭・尾などが炎症を起こし、腐りはじめている。
綿状の粘塊が付着。(顕微鏡による確認)

対 策
観パラDパフラジンF5kg/tで10日間薬浴。薬液が汚れたら交換。
観パラD水産用OTC散(テラマイシン)30〜50g/t+5kg/tで10日間薬浴。薬液が汚れたら交換。

水槽・小さな池
グリーンF5g/L
観パラDエルバージュ5g/L
観パラDグリーンFゴールド5g/L
観パラD水産用OTC散(テラマイシン)5g/L

経口投与(餌を食べるなら薬浴と併用して行う。)
パラキソリンFを5〜7日間食べさせる
エルバージュ(パフラジンF)魚体重1kg当たり0.5gを餌に混ぜて5〜7日間食べさせる
水産用OTC散(テラマイシン)魚体重1kg当たり0.5gを餌に混ぜて5〜7日間食べさせる

※原因生物であるフレキシバクター・カラムナリスは塩分に弱い細菌です。0.5%の塩水浴を併用することで、有効に治療することができます。
備 考 外傷などを負った場合、その傷口からフレキシバクター・カラムナリス(滑走細菌類:グラム陰性菌)が感染し、タンパク質分解酵素により患部が次第に溶解していきます。
生息範囲が低温〜高温と広い為、全ての飼育水で発生する可能性があり、非常に感染力が強く、すぐに隔離します。原因は水質悪化による発生が多く、また過密飼育でも同様の理由で多いです。
死魚はすぐに取り出し、水質には常に気を配ること。
時 期

カラムナリス症
(鰓腐れ病)

症 状 摂餌不良(餌を食べても吐き出す)
注水部に集まる。(エアレーションの周りに集まる)呼吸が速い(口で呼吸している)
鰓暗赤色・灰色
鰓の一部が白くなったり、小さな黄白色の付着物が見られる
※ エサを食べない・吐き出すといった症状があればまずえら蓋を開け、えらが一部でも白ければすぐに処置。
えらが白いということは血液がいきわたってないため酸素と二酸化炭素のガス交換が出来ていません。
(酸欠状態、呼吸困難)すぐにエアレーションを大量にし、呼吸を楽にして、薬浴します。

えらぐされ病の患部
細菌のコロニー(黄白色の付着物)が確認できる
対 策 観パラDパフラジンF5kg/tエアレーション
観パラDグリーンFゴールド5kg/tエアレーション
観パラD水産用OTC散(テラマイシン)5kg/tエアレーション

※酸欠状態になっているので、大量のエアレーションが効果的です。
※原因生物であるフレキシバクター・カラムナリスは塩分に弱い細菌です。
※0.5%の塩水浴を併用すると効果的です。

ダクチロギルス症・ギロダクチルス症(吸虫症)と見分けがつかないとき(+マゾテンなどの駆虫剤)の併用が効果的です。
観パラDエルバージュ5kg/t(+マゾテンリフィッシュトロピカルN
観パラDグリーンFゴールド5kg/t(+マゾテンリフィッシュトロピカルN
観パラD水産用OTC散(テラマイシン)5kg/t(+マゾテンリフィッシュトロピカルN

備 考 フレキシバクター・カラムナリス(滑走細菌類:グラム陰性菌)のエラ病でエラの一部に出血を示し呼吸困難や排泄困難に陥ります。
初期は、寄生虫がエラに寄生して間がない為に症状はほとんどありませんが、進行すると、鰓の一部が白くなったり、小さな黄白色の付着物が見られるために酸欠の症状を示します。この時期に発見・治療が出来ると被害は少なくて済みます。
やがて、鰓蓋が閉じたままとなったり、逆に開きっ放しになったりして、エラは白く変色し崩壊したあと癒着してしまいます。この為、食欲と活動性の低下は一層悪化し、活動性も非常に悪くなる。
末期状態になると、酸欠と体力の低下の為に、体色はどんどん黒ずんで行き、
眼球がくぼんで肉瘤はすぼみ、呼吸回数は減少して、完全に群れから離れて静止する。
やがて、病気は全身に広がり、呼吸困難等で死んでしまう。
原因は水質悪化による発生が多く、また過密飼育でも同様の理由で多いです。
死魚はすぐに取り出し、水質には常に気を配ること。鰓腐れの病魚は呼吸困難になっているので、
エアレーションを十分にし、できるだけていねいに扱い、余分な運動をさせないように注意します。
時 期 春期と秋期 季節の変わり目によく見られます。

非寄生体のエラ病
症 状 エラ蓋を開けるとエラの先端が肥厚し互いにくっついている
対 策 水温20℃以上に上げ、エルバージュ(パフラジンF)10g/t、5kg/tで薬浴
備 考
時 期

ダクチロギルス症
ギロダクチルス症(吸虫症)

症 状 摂餌不良(餌を食べても吐き出す)
注水部に集まる。(エアレーションの周りに集まる)
行動不活発 魚に落ち着きがなくなる。
呼吸が速い。 エラ蓋が変形したり完全閉じてしまう。 突然狂った様に暴れる。
※ エサを食べない・吐き出すといった症状があればまずえら蓋を開け、えらが一部でも白ければすぐに処置。
えらが白いということは血液がいきわたってないため酸素と二酸化炭素のガス交換が出来ていません。
(酸欠状態、呼吸困難)すぐにエアレーションを大量にし、呼吸を楽にして、薬浴します。

対 策
マゾテン

リフィッシュ

過マンガン酸カリ1〜2g/tを池に散布して3〜5日間薬浴

水槽・小さな池
トロピカルN
トロピカルゴールド

※カラムナリス症(鰓腐れ病)と見分けがつかないとき
マゾテン(+パフラジンF5kg/t
リフィッシュ(+パフラジンF5kg/t
トロピカルN(+パフラジンF5kg/t
トロピカルゴールド(+パフラジンF5kg/t

※症状ではカラムナリス症(鰓腐れ病)と見分けがつかない場合が多いので、エルバージュ(パフラジンF)5kg/tの併用が効果的です。
備 考 ダクチロギルスやギロダクチルスと呼ばれる寄生虫(扁性動物の吸虫類で単世代吸虫)が0.2〜1.5mm程の突起をエラの上皮に差し込んで固着寄生しておこる病気です。
ギロダクチルスが増えるとヒレ・体表にも寄生します。
エラの組織を食べて崩壊させる事で肥厚・変形が起こり呼吸困難となり、エサを食べずに死んでしまいます。
飼育水管理の怠慢による亜硝酸値の上昇も一因です。
魚自体が持ち込む場合が多いので必ず薬浴などをし様子をみましょう。
時 期 ギロダクチルス:秋〜春の低水温時
ダクチロギルス:春〜夏の高温時

穴あき病
症 状

体表にスプーンでえぐったように筋肉が露出する
腹部、背部、尾柄部などに潰瘍ができ、穴があいたように見える。



対 策 観パラDエルバージュ(パフラジンF)5kg/t
観パラDグリーンFゴールド5kg/t
観パラD水産用OTC散(テラマイシン)5kg/t

経口投与(餌を食べるなら薬浴と併用して行う。)
パラキソリンFを5〜7日間食べさせる
エルバージュ魚体重1kg当たり0.5gを餌に混ぜて5〜7日間食べさせる
水産用OTC散(テラマイシン)魚体重1kg当たり0.5gを餌に混ぜて5〜7日間食べさせる

※患部のウロコや膿を摘出し、腐乱した皮膚を切り取りった後に薬浴させます。
患部のウロコはそのままにしておくと変形したままになりますので、炎症を起こしているウロコを専用のピンセットで除去すると治りがキレイです。
備 考 非運動性エロモナス菌の細菌感染により発病する病気。
エロモナス菌には運動性のものと非運動性のものが存在し、この病気は非運動性エロモナス菌が起因します。非運動性エロモナス菌は高温に弱いため、ヒーター・ボイラー等加温設備で水温を28〜30度に上昇させることで治りが早くなります。
エロモナス菌は淡水中の常在菌で、
鞭毛を持たずに運動しないサルモニシダ(穴あき病の原因菌)と、
鞭毛で運動するハイドロフィラ(松かさ病の原因菌)があります。

サルモニシダ(穴あき病の原因菌)は20℃程度の低水温を好み、
ハイドロフィラ(松かさ病の原因菌は25〜30度程度を好むと言う違いがありますが、
共通する事として、強い病原性が無い為に、健康な魚が感染して発症する事は少なく、
水質悪化(PHの降下)により菌が異常発生した時などや外傷や体調の低下などが生じた場合に、接触感染して発病します。また環境に対するストレスが引き金になることもあります。
時 期 1年中

まつかさ病
症 状 体が松ぼっくりの様に腫上がり、ウロコが立つ。
眼球が突出している。


対 策 観パラDエルバージュ(パフラジンF)5kg/t
観パラDグリーンFゴールド5kg/t
観パラD水産用OTC散(テラマイシン)5kg/t

経口投与(餌を食べるなら薬浴と併用して行う。)
パラキソリンFを5〜7日間食べさせる
エルバージュ魚体重1kg当たり0.5gを餌に混ぜて5〜7日間食べさせる
水産用OTC散(テラマイシン)魚体重1kg当たり0.5gを餌に混ぜて5〜7日間食べさせる

備 考 運動性エロモナス菌(グラム陰性菌)の細菌感染により発病する病気。
エロモナス菌には運動性のものと非運動性のものが存在し、この病気は運動性エロモナス菌が起因します。飼育水内はおろか魚体内(健康な殆どの魚の腸内には運動性エロモナスが存在します。)にも生息する常在菌です。

進行すると手遅れになる場合が多く、水質には常に気を使います。
この病気がでるのは、飼育水の管理が悪い証拠です。
運動性エロモナス菌は、25〜30度の水温でもっとも活発になります。
この病気は伝染性は強くはないですが病原菌が増えますと感染してしまうことがあります。
感染が強くない理由には、この菌の水溶性褐色色素の産生能力が弱く、世代を継続すると産生しなります。口の潰瘍、尾ぐされ、ヒレぐされ等が部分的に出てから全身感染の眼球突出や穴あき病、松かさ病と進む場合があります。

初期的には魚は食欲もありますし動作や泳ぎも少し鈍いかなと感じる程度ですが体表や尾鰭でほんの少し盛り上がった状態になり、その部分が血で滲んだように赤色になります。
表現では小さいニキビの先が赤くなる感じです。
だんだんと動きが鈍くなって来て潰瘍からくる平行失調、エラが冒されてなる低酸素症、エロモナスからでる毒素による身体機能喪失からなる敗血症や内出血、腹膜炎、内臓の機能喪失等から死亡してしまいます。
エロモナス菌は淡水中の常在菌で、
鞭毛を持たずに運動しないサルモニシダ(穴あき病の原因菌)と、
鞭毛で運動するハイドロフィラ(松かさ病の原因菌)があります。

サルモニシダ(穴あき病の原因菌)は20℃程度の低水温を好み、
ハイドロフィラ(松かさ病の原因菌は25〜30度程度を好むと言う違いがありますが、
共通する事として、強い病原性が無い為に、健康な魚が感染して発症する事は少なく、
水質悪化(PHの降下)により菌が異常発生した時などや外傷や体調の低下などが生じた場合に、接触感染して発病します。また環境に対するストレスが引き金になることもあります。

時 期 1年中

コスチア症
(細菌性白雲症)

症 状 体表・鱗からの出血・充血
体に鞭毛虫が奇生してツヤが無くなり、粘液の過剰分泌で白雲のような斑ができる。
体表が白くなる

白点病・トリコディーナ症などの合併症状を起こしている
粘液の過剰分泌で緋盤の上に白雲のような分厚い斑ができる。
対 策
・ホルマリン25cc
/t、マラカイトグリーンで3〜5日間薬浴
・ホルマリン25cc
/t、メチレンブルーで3〜5日間薬浴

過マンガン酸カリ2g/tを池に散布して3〜5日間薬浴

水槽
アグテン6g/L
※塩とホルマリンを混ぜると毒素が発生しますので、飼育水に塩が入っている場合は絶対にホルマリンを使用しない。
備 考 俗に言う風邪引きです。
低水温へ急変の為に、鞭毛虫であるコスティアや繊毛虫のキロドネラの寄生し、粘膜が刺激を受けて過剰分泌された病気です。
白雲とは寄生虫(コスティア・キロドネラ)の刺激により過剰分泌された粘液で、この粘液をエサとして増殖します。エラに寄生されると窒息死してしまいます。
栄養不足や衰弱した個体に発生します。 餌をバランスよく与えていれば滅多に発生しません。
症状が進んだ重症の場合、体調を落としたり表皮に炎症が起きたりして、二次感染を起こすので注意。
発見した時には大体、白点病・トリコディーナ症などの合併症状であることが多いです。
時 期 晩秋〜冬〜早春の気温が低い不安定な時期。

トリコディーナ症 キロドネラ症
症 状 頭の部分が白く膜を張ったような状態になる。
体全体が充血して焼けたよな状態になる。
食欲の減退、水面近くを浮遊する。

対 策
過マンガン酸カリ2g/tを池に散布して3〜5日間薬浴
。1週間おきに3回繰り返します。
・ホルマリン25cc/t、3〜5日間薬浴。1週間おきに3回繰り返します。

水槽・小さな池
アグテン6g/L
ヒーター・ボイラー等加温設備で水温を30℃まで上げて治療すると早期治癒に繋がります。

※塩とホルマリンを混ぜると毒素が発生しますので、飼育水に塩が入っている場合は絶対にホルマリンを使用しない。
備 考 俗に言う風邪引きです。
これはトリーコディーナすなわちサイクロキータが寄生している為です。
コスチアやキロドネラもこの症状に良く似ています。
他から入れた魚は必ずお土産を持ってきますから注意して下さい。
発見した時には大体、白点病・コスチア症(白雲症)などの合併症状であることが多いです。
時 期 晩秋〜冬〜早春の気温が低い不安定な時期。

ネムリ病
症 状

池底に眠るように横転する。

刺激を与えるとすぐ逃げるが
やがて横転する


対 策 ・水温を24〜25℃に上げる
 
観パラDエルバージュ(パフラジンF)
5kg/tで10日間薬浴。
・水温を24〜25℃に上げる
 水産用OTC散(テラマイシン)30〜50g/tエルバージュ5kg/tで10日間薬浴。

ヒーター・ボイラー等加温設備で水温を30℃まで上げて治療すると早期治癒に繋がります。
備 考
時 期 越冬中の当歳に多い

浮腫症・ローソク病
症 状

体がむくみ、眼球が落ち込む。

遊泳停止、平衡感覚を失う


対 策 ・水温を24〜25℃に上げる
 観パラDエルバージュ(パフラジンF)5kg/tで10日間薬浴。
・水温を24〜25℃に上げる
 水産用OTC散(テラマイシン)30〜50g/tエルバージュ5kg/tで10日間薬浴。

ヒーター・ボイラー等加温設備で水温を30℃まで上げて治療すると早期治癒に繋がります。
備 考 梅雨時期に池の中全ての魚が同時に発病します。
その後2・3日で死亡する急性魚病です。
エラの毛細血管を圧迫し、血液の流れが悪くなり循環障害となります。
エラの大切な働きである塩類の吸収排出機能もマヒします。
病魚は低ナトリウム症と低塩化物症になっているので、早急に塩を補給してやらなければなりません。
時 期 梅雨時期の稚魚池に発生しやすい

乳頭種症(うどんこ病)
症 状 体表やヒレにカンテン状の突起物が出来る
対 策 水温をあげてやると自然と治癒
備 考 低水温期に限って発症します。
伝染性はありますが、このウイルスは高水温で活動が鈍くなり、ヒーター・ボイラー等加温設備で水温を20〜25℃で飼育すると、乳頭腫は1週間程度できれいに自然治癒します。
しかも高水温飼育期間が長い程、再発する危険性は減少する。
時 期 冬などの低水温時

緋喰い症
症 状

緋盤に発生し、概ね軽い隆起を持った病変で虫食い状に褪色する
周囲の緋色より多少薄い色味を帯び、表面にヌメリがなく、形状が平坦。
赤褐色や薄茶色をして、やや凹凸がある。周囲より少し膨張し、縁が不規則。
暗褐色で、針の頭大ないし小指の頭大で、充実性の硬い隆起物がある。



緋喰い症にかかった病魚

対 策 患部切除

備 考 紅白、大正三色などの緋色の表皮(緋盤)に限って発生する腫瘍で、その他の色の部分には発生しない。
角膜に赤色細胞を有する赤目の錦鯉では眼球にも発生する。
主に2才以上に発生し、死に至ることはないが、観賞価値は低下する。
原因は今のところ不明で、皮膚ガンか、色素細胞に関係のある腫瘍とされる。腫瘍患部は色が薄く、白っぽく退色する。
大きさは米粒程度から、進行すると鱗数枚程度に拡大する。
また、一般には緋盤が多少変色した程度のものも緋喰いと呼ばれ、厳密な定義はされていない。炎症や寄生虫による緋喰いに似た症状の皮膚疾患と間違えることもある。
時 期


水あたり(PHショック)
症 状

飛び跳ねたり、体を池の壁や底に擦り付けたりする。
体全体が充血して焼けたよな状態になる。
目が落ち込んでいる。(引っ込んでいる)
水面近くをボーっとして浮遊する。
体表・鱗からの出血・充血(ただれている)。
体表に、白い膜を張ったような物がみられる。
体がむくむ、腫れる。

対 策
観パラDパフラジンF5kg/tで10日間薬浴。薬液が汚れたら交換。
観パラD水産用OTC散(テラマイシン)30〜50g/t+5kg/tで10日間薬浴。薬液が汚れたら交換。

水槽・小さな池
グリーンF5g/L
観パラDエルバージュ5g/L
観パラDグリーンFゴールド5g/L
観パラD水産用OTC散(テラマイシン)5g/L

備 考 新規購入時や移動時等、水質が急に変わった事によって、錦鯉自身が持つ生体防御反応により、
充血したり肌がボロボロになって衰弱しまいます。

錦鯉は自身の体を守るために、大量に粘液を出してバリアをはろうとしますがこれは、
錦鯉の体液を使いますので、浸透圧調整機能がバランスを崩し、
錦鯉の周りの淡水が体内に入って体液が薄くなると、粘膜が造れなくなり衰弱して粘膜がはがれて
体全体が充血して焼けたような状態になります。

PHショックも
広い意味で水あたりと同義です。
水素イオン濃度の違いで多くの鯉は環境変化によるストレスにより内臓を痛めたりエラの粘膜がやられて最悪呼吸困難となり死亡する場合もありますし、体表の粘膜ははがれ出血を伴う事もあります。

新しく錦鯉を購入した時や移動するときは水あたり予防として必ず0.5%塩水浴(5kg/t)を行う。
時 期 錦鯉の新規購入時や移動時など